思春期うつの症状でしょうか?
2012/03/13更新
高校生の息子がいます。最近部屋に閉じこもるようになり、食事もあまり食べなくなりました。不登校になり、昼間寝て、夜起きて行動するようになってしまいました。顔を合わせればささいなことでけんか腰に。これは思春期うつというものでしょうか?対処法や接し方を教えてくだだい。
回答
思春期うつの症状が現れています。
思春期うつは、
- 食欲不振
- 睡眠障害
- 頭痛
- 腹痛
- 憂鬱な気分
- 自責傾向
などの症状があり、不登校や引きこもり、ときには暴力沙汰を起こすこともあります。
いくつかの症状が見られますので、早めに対処を考えましょう。
思春期うつの原因
思春期は「自我の再構成」の時期です。「自我の再構成」とは、今まで親や先生に教えられてきた価値観を一度否定し、自分自身で自分の価値観をもう一度確立することです。
思春期は親よりも友達や異性との関係を重視します。しかし、その関係は非常に不安定で、ストレスもたまりやすくなります。さらに将来への不安などの悩みが絡み、思春期うつを引き起こす原因となります。
思春期うつの対処法
思春期うつの場合、親として対処できることは多くありません。なんでも話せるカウンセラーを見つけて相談に行くように促すことが親の役割と考えてください。
その際、けっして無理強いをさせてはいけません。「ちょっとつらそうだからカウンセリングに行ってみよう」などと提案し、嫌がったらしばらくは様子見しましょう。
カウンセリングを受けることができたら、その感想を聞きましょう。良くなかったら、「もう一度いってみる?」「他のところを探そうか?」などの声掛けをしてください。あくまで子どもの立場になって話を進めること、そして急がせないことが肝心です。そうすると、子どもは親の気遣いを感じ、改善へ向かう気持ちへと傾いていくでしょう。
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