うつ病で休職した後のリハビリテーションとは?

うつ病で休職した後のリハビリテーションとは?

2012/03/13更新

夫がうつ病で休職していますが、そろそろ復職するよう医師から言われました。しかし、長い間、家でゴロゴロしていたので、本当に仕事に戻れるのか不安です。復職するためのリハビリテーションが行われていると聞きました。

 

本格的に復職するには時間がかかります。通勤だけでヘトヘトになることもあるでしょう。リハビリの段階を踏んで本格復帰するのが望ましいでしょう。

 

 

リハビリのプログラム例

パソコンなどの作業

実際の仕事に則した作業で感覚を取り戻します。
集中力の回復具合を本人が確認します。

 

軽い運動

軽い運動は治療を促進する効果があります。
リハビリのプログラムでは卓球や体操といった運動が取り入れている所が多いです。

 

認知行動療法

リハビリプログラムでは、集団で行うことが多いです。
バランスの良い考え方を身につけたり、自己主張訓練で自分の意見をハッキリといえるようにします。

 

キャリアカウンセリング

今までの仕事生活を振り返り、今後の仕事の向き合い方をもう一度考えなおすためのカウンセリングです。

 

リハビリプログラムは、全国100箇所以上の医療機関で行われています。

  • 医療機関
  • 障害者職業センター
  • 精神保健福祉センター

 

こういった施設が近くになければ主治医の先生と相談し、ご自身なりのリハビリプログラムを立ててください。

  • 規則正しい生活
  • 軽い運動を生活に取り入れる
  • 図書館などで仕事の感覚をならす

などが例に上げられます。

 

 

うつ病の診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。→うつ病を診察してもらう病院や相談窓口

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