休日恐怖症

休日恐怖症の症状と対策

2012/12/05更新

症状

休日に家にいると不安でたまらない

休日はゆっくりと休みたいと思うのがふつうの人の感覚だと思います。しかし、仕事中毒いわゆるワーカホリックと呼ばれる人たちの中には、休日でも出勤しないと不安になるという人が多いのです。
休日になると次のような症状が現れます。

  • 家にいてもすることがなく、会社に残してきた仕事のことばかり考えている。
  • 不安がつのり、イライラを感じる。
  • 不安感がだんだん大きくなり、家族にあたることもある。

そして、「会社に忘れ物をした」とか「会社の近くに用事がある」などと言って、休日のオフィスに出勤するようになります。
こういった、休日に不安になったり、出勤せずにはいられなくなったりする人の症状を、休日恐怖症と呼んだりします。
休日に出勤するようになったあおりで、平日の仕事に支障をきたすようになってしまうこともあります。これでは本末転倒です。

 

休日恐怖症チェック
仕事を家に持ち込むことが多い
家族の中で孤立している
遊び仲間がいない
家族との会話がはずまない
家にいると落ち着かない
休日になると、体調が悪くなる

※チェックした項目が多いほど、休日恐怖症の注意が必要です。

 

対策

休日恐怖症を防ぐにはどうしたらよいでしょうか?

 

ひとつは、創造的かつ生産的な趣味を持つことです。プラモデルを作ってコンテストに応募するもよし、読んだ本についてや好きなものについて、ブログを書いたりするのもよいでしょう。仕事から離れ、別の楽しさを見出すことが何よりも大切です。
また、職場でも仕事を一人で抱え込まないようにしましょう。八割くらいの力でゆったりと続けられるように仕事をしていくことをおすすめします。

 

 

 

 

うつ病の診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。→うつ病を診察してもらう病院や相談窓口

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