うつ病の診断、症状、対策

女性に起こりやすいうつ病の症状

 女性に起こりやすいうつ病の症状と対策を紹介します。

 

 女性は男性の2倍うつ病になりやすいといわれています。
 女性は妊娠や出産、閉経期といったライフイベントや月経といった短いサイクルによって、女性ホルモンの生成が激しく変動します。それに合わせて気分の変動も大きくなるため、うつ病になりやすいと考えられています。

 

 また、最近、女性ホルモンの一つであるエストロゲンという物質が、セロトニンやノルアドレナリンといった脳内の神経伝達物質の働きを支える作用があることがわかってきました。つまり、うつ病の原因であるセロトニンやノルアドレナリンの不足は、女性ホルモンの変動が大きく関わっていることになります。

 

妊娠中や出産後も注意

 妊娠中、10%程度の方がうつ状態になるといわれています。物事への関心や意欲がなくなって、横になって過ごす日々が続きます。妊娠中なので安静にするのは正しいのですが、過剰なうつ状態は妊娠による苦痛だけでなく精神的な苦痛も受けることになります。極めて注意が必要です。
 また、出産後はマタニティブルーや産後うつにかかる人もいます。産後の心のケアも重要です。

 

 

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