出社拒否症

出社拒否症の症状と対策

2012/12/05更新

症状

出社拒否症とは、ある日を境に会社にいけなくなる症状です。
「行かなくては」と思って出社しようとしても、頭痛や耳鳴りなど、身体に異変が起こり、どうしても行けなくなります。
原因はさまざまありますが、主なところでは次のようなものがあります。

転勤や配置転換が原因

事務職の人が営業職に移されたり、技術専門の人が別の部門に移されたりすると、不慣れな仕事によるストレスで、うつ病を引き起こすことがあります。

昇進が原因

昇進することで、過度の責任感が生まれ、そのプレッシャーに耐え切れず、うつ病になることがあります。

 

対策

出社拒否症にならないようにするにはどうすればよいでしょうか?
人間そうそう環境の変化についていけるものではありません。慣れない仕事はじっくりと取り組んだり、部下に任せたりするなど、割り切る考えが必要です。
もし、出社拒否症に陥ってしまったら、医師の診察を受けて、十分な休養をとりましょう。また、周りの人は「頑張って」などのはげましの言葉をかけないようにしましょう。本人をより追い込んでしまい、症状が悪化してしまう可能性が非常に高いからです。

 

 

 

 

うつ病の診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。→うつ病を診察してもらう病院や相談窓口

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