うつ病の予防-ビタミンやミネラルの豊富な食品を食べる

ビタミンやミネラルの豊富な食品を

2014/10/31更新

 うつ病の予防には、ビタミンやミネラルの豊富な食品を食べることが効果的です。副菜やデザートには次のような食品を取り入れると良いでしょう。

  • 種実
  • 野菜
  • きのこ
  • 海藻
  • まめ
  • 果実

 果物なら1日にみかん2個、またはリンゴ1個が目安です。

 

 これらの多くはカロリーが控えめで、次の栄養素を含みます。

  • ビタミン(葉酸など)
  • ミネラル(鉄、ヨウ素、カリウム、カルシウム、マグネシウム等)
  • 食物繊維

 これらの栄養素は生体調整機能を持つファイトケミカルも豊富で、うつを防ぐ効果があります。

 

 

ビタミンやミネラルがうつ病に効果的な理由

ストレスがかかるとビタミンB・Cを消耗する

 ストレスが加わると体内ではストレスに対向するために、アドレナリンやコルチゾールなどの抗ストレスホルモンが分泌されます。抗ストレスホルモンの合成には、ビタミンB・Cが必要です。したがって、ストレスがかかるとビタミンB・Cが消耗することになり、補給が必要になります。
 ビタミンBを多く含む食品には、豚肉、乳製品、レバー、納豆などがあります。ビタミンCを多く含む食品は、野菜や果物です。
 また、タバコやお酒はビタミンCを失います。憂さ晴らしに多量飲酒などはやめておきましょう。

 

ミネラルには精神を安定させる効果がある

 カルシウムやマグネシウムといったミネラルには精神を安定させる効果があります。とくにカルシウムは効果が高く、不足するとイライラにつながります。
 カルシウムを多く含む食品には小魚、海藻類、乳製品があります。マグネシウムを多く含む食品にはナッツ類、大豆などがあります。

 

 

うつ病の診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。→うつ病を診察してもらう病院や相談窓口

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