思春期やせ症の症状と対策
2012/12/08更新
症状
過度の食事制限により急激に体重が落ちてしまう症状です。思春期の女性に多いことから思春期やせ症と呼ばれています。みるみる痩せていきますが、本人は体調の悪化は気になりません。それどころか「これでいいんだ」と思い、もっと痩せる願望が強くなっていきます。
なかには、食べなかった反動で、「過食症」に陥ってしまう人もいます。過食症になると、とにかく目の前にあるものを全て食べなければ気がすまなくなります。そしてその後、食べ過ぎてしまった自分が嫌になって、のどに指を深く入れて吐き出す行為をしてしまいます。
指をのどに突っ込んだとき、手の甲が上の歯にあたります。それが何年も毎日つづくと、手の甲にいわゆる「吐きダコ」ができます。専門医が吐きダコを見れば思春期やせ症の判断ができるともいわれています。
対策
思春期やせ症の対策はどうしたらよいでしょうか?
思春期やせ症のきっかけには、例えば次のようなものがあります。
- 同級生から「デブ」とからかわれる。
- 母親が太っているので、将来母親のようになりたくないという潜在意識。
思春期やせ症の危険信号は次のとおりです。
- 「あとで食べる」とか「勉強してるから」などと何かしら理由をつけて、食事をとらなくなる。
- 目に見えて痩せていく。(体に変調をきたすはずだが、本人に自覚が無いのが厄介)
- 家族とも話をしなくなる。
治療が遅れると死に至るケースもありますので、こういった危険信号を感じたら、すぐに専門医に相談するようにしましょう。
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