新型うつの症状

身体症状が現れる

2014/05/14更新

 新型うつは身体症状を伴います。新型うつは非定型うつ病の一種なので、非定型うつ病と似たような身体症状が現れます。

 

鉛様疲労

 鉛様疲労(なまりようひろう)とは、非定型うつ病によく見られる症状で、体が鉛でも入ったかのように重くなり、動くことができないといった症状です。
 通常の疲労感とは全く違ったもので、布団に横になったままそこに沈んでしまうかのような気持ちになると訴える人もいます。
 特に重労働をしたわけでもないのに体を動かすことが困難になります。

 

過眠

 1日に10時間以上眠り続けるといった過眠も新型うつ・非定型うつ病の特徴的な症状です。
 従来型のうつ病は不安で眠れなかったり、途中で目が覚めてしまうといった不眠がみられますが、新型うつや非定型うつ病では反対の症状があらわれます。
 新型うつの人は嫌なことから逃げ出すように長時間眠ってしまいます。ひどい時は嫌な会議のときに眠ってしまうこともあります。

 

過食

 新型うつ・非定型うつ病の人は過食がみられることが多いです。お菓子をたくさん買って全部食べてしまったり、冷蔵庫にあるものを食べつくしたり、弁当を4つも5つも食べてしまったりします。吐いてはまた食べるという過食嘔吐がみられる人もいます。過食は女性に多く見られます。
 過食も従来型のうつ病とは反対の症状です。従来型のうつ病の人は食欲不振になります。

 

その他

 その他自立神経系の乱れにより、頭痛やめまい、はきけや動悸がみられます。下痢や便秘、微熱などもみられます。

 

 このような身体症状が出るため内科にいったものの原因がわからないということもよくあるそうです。

 

 

 

 

うつ病の診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。→うつ病を診察してもらう病院や相談窓口

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