うつ病に関する体験談

再発しないよう精一杯サポートしていきます

2016/03/13更新

30代女性

 

結婚する気がなかった恋人との別れがきっかけ

 大学時代からの親友はうつ病になる前から、精神的に不安定なところがある人でした。在学中に就職活動をほとんどしてこなかったので正社員への就職はしないまま派遣で短期間就業を続けていました。彼女がうつ病になったきっかけは、失恋だったと思います。彼女は大学時代から長年付き合ってきた彼と結婚したかったのだと思います。しかし彼には結婚の意思がなくずるずると付き合いを続けていました。これがストレスとなり爆発してうつ病へと発展したようです。
 参考=>うつ病のきっかけ

 

カーテンを締め切りマンションに引きこもる日々

 30代の最初にうつ病になり、細々と続けていた派遣での仕事にも行けなくなりました。体調不調を理由に休みを続けていてそのままクビのような形になり、仕事がなくなった彼女は賃貸マンションの自室にこもるようになりました。私が時々マンションを訪れても部屋のカーテンはすべて閉め切ってあり、昼間でも室内は真っ暗の状態でした。食事もあまり喉を通らないようでしたし、朝まで眠れないことが多いようで朝8時ぐらいからようやく眠りについて夕方まで寝るという状態が続くようになりました。このように生活自体は完全な昼夜逆転になっていました。私が病院へ行くように勧めても、病院に行く気力がないので無理やり連れて行くこともできず本当にそれが大変でした。
 参考=>うつ病の症状

 

通いやすいメンタルクリニックを選んで通院

 素人の私でも彼女がうつ病であることは明らかでしたので、度重なる説得で何とか私の運転する車に乗せて近くのメンタルクリニックに連れて行くことに成功しました。その病院はあらかじめ私がインターネットで調べていたところです。優しく良い先生であると人気のクリニックでした。自宅からも十分徒歩圏内でしたので便利そうでした。メンタルクリニックでは血液検査や問診などが行われました。血液検査の結果やカウンセリングのような診療の結果すぐに中度の鬱状態であることが診断されました。処方された薬は睡眠導入剤、抗鬱剤などでした。抗鬱剤は種類はたくさんありますが、人によって効き具合が違い副作用の出方も違ってくるので慎重に薬を選んでいくという治療方針でした。幸い処方された薬は効果が出て、完治とはいきませんがそれなりに改善していきました。
 参考=>うつ病を診察してもらう病院や相談窓口

 

うつ病は再発が怖い。精一杯のサポートをしていく

 親友のうつ病ということでも、私は家族ではないので彼女にしてあげられることは限られていました。私も仕事があったので彼女につきっきりで寄り添って上げることは出来ませんでしたし、うつに対してどう対応すれば良いのかも無知でしたので心苦しかったです。うつ病は必ず治る心の病気だと言われており、薬を飲んでいればそれなりにコントロールは出来るようですが実生活で仕事に戻れるまでの気力が起きてくるほど回復するには、かなりの年数が必要でした。仕事で嫌なことが重なったり、他のストレスが重なって心が弱るとすぐにうつ病は再び襲いかかってくるのです。まさに一進一退の状態なので、いつも注意深い観察が必要な病気だと感じました。これからも彼女はうつ病になる危険性を秘めているので、上手にうつ病と付き合っていく生き方を身につけなければいけないと思います。私もそれを精一杯サポートしていくつもりです。
 参考=>うつ病の経過

 

 

 

 

うつ病の診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。→うつ病を診察してもらう病院や相談窓口

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