錆びつき症候群

錆びつき症候群のうつ病の症状と対策

2013/02/08更新

症状

 錆びつき症候群とは、自分の実力を思うように発揮できず、やる気が失われていくタイプの軽症うつ病です。
 錆びつき症候群は30代~40代の患者が多いことが特徴です。本来なら能力を発揮して社会に貢献していく世代です。

 

 錆びつき症候群の要因には次のようなものがあります。8個以上あてはまるようなら要注意です。

  • 人に誇れる得意分野を持っていて、将来を期待されている。
  • 自分でも仕事はできる方だと思う。
  • 30代~40代である。
  • 目の前の仕事は自分ひとりでやってしまうほうだ。
  • 実力を発揮できる場所がないと思う。
  • 上司や同僚など周囲の評価が低いと思う。
  • 自尊心は傷つきやすいほうだ。
  • 向上心が沸かない。
  • 最近やる気がなくなってきたようだ。
  • 頑張っても無意味だと思う。

 

対策

 自分の脳力を錆びつかないようにするのが、対策の第一歩です。そのためには、自分自身を磨くしかありません。職場ではやりがいがないのなら、それ以外の場所で自己研磨することをおすすめします。例えば次のようなものはいかがでしょう。

 前向きに取り組んで、錆びつき症候群を防ぎましょう。錆びつき症候群の人は元は優秀な人なので、新しい目標さえあれば、自然と立ち直れるはずです。

 

 

 

 

うつ病の診断や治療は専門の医療機関にてお受けください。→うつ病を診察してもらう病院や相談窓口

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